かまぼこ900年の歴史

かまぼこ

12月も半分ほどがすぎ、今年もお正月が近づいてきましたね。お正月に食べるものと言えば、おせち料理。そして、おせち料理の定番には、紅白かまぼこがありますよね。

この「かまぼこ」。私たち日本人が食べるようになったのはいつ頃だと思いますか?

おせち料理にあるくらいなんだから、「かまぼこ」が昔からある食材だということは、なんとなく予想できると思いますが、実は、「かまぼこ」は、今から900年前にも、祝いの食べ物の一品として登場している、とても歴史の古い食べ物なんですよ!
今回は、そんな知られざる「かまぼこ」の歴史についてご紹介したいと思います。

原始「かまぼこ」は「ちくわ」!?

おせち

「かまぼこ」も「ちくわ」も、どちらも魚のすり身の練り製品ですが、実は、この二つ、「かまぼこ」誕生時には同一のものでした。というのは、そもそも、原始「かまぼこ」は、今私たちが想像する「ちくわ」の形をしていたのです。

その後、時代の変化とともに、かまぼこが板に貼り付けられたり、笹状になったりと、様々な形で食べられるようになったことから、原始「かまぼこ」(=ちくわ状のかまぼこ)を「ちくわ」と呼ぶことにし、それが、今の私たちが「ちくわ」という言葉で指すものになるのです。

名前の由来

先ほど、元々「かまぼこ」は「ちくわ」の形をしていたとご紹介しましたが、その形状は、「かまぼこ」という名前の由来に大きく関係します。というのは、「かまぼこ」(「ちくわ」の形)は、その形が「蒲(がま)」の穂に似ていることから、「蒲の穂子(がまのほこ)」、「蒲穂子(がまほこ)」、そして濁音が変化し、「かまぼこ」と呼ばれるに至ったと言われているのです。

つまり、「かまぼこ」は、元々は「ちくわ」の形をしていたからこそ「かまぼこ」と呼ばれるようになったのですね。「かまぼこ」の名前の由来なんて気にしたことがなかったのですが、考えてみるとおもしろいですね!

1115年に初めて登場

「かまぼこ」が初めて文献に登場するのは、永久3年(1115年)の「類聚雑要抄(るいじゅうぞうようしょう)」という古文書です。「かまぼこ」は、関白右大臣に出された祝膳のイラストの中に出ています。

今でも、おせち料理という祝いの食事の一部として出されている「かまぼこ」が、平安時代にも、同じように祝い料理として出されていたと思うと、感慨深いですね。
来年のおせち料理のときには、平安時代に思いを馳せて、「かまぼこ」を食べてみてください!

11/15は「かまぼこの日」

1115年に「かまぼこ」が初めて文献上に登場したことと、11月15日には七五三があり、祝い料理として「かまぼこ」が食べられていたことから、11月15日は、「かまぼこの日」とされています。
今年の「かまぼこの日」はすぎてしまいましたが、来年の「かまぼこの日」には、ぜひ「かまぼこ」を味わって食べてみたいものですね!

おわりに

いかがでしたでしょうか?
「かまぼこ」っておもしろい!と思っていただけたでしょうか?
とても身近にある食材なのに、意外に知らないその歴史。
他にも気になる食材があったら、ご自身でお調べになってみるのもいいかもしれませんね!

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