檜に見る悠久の時

檜の林

長寿の木として知られている檜。日本の特産の木で、日本では最高品質の建材とされています。そういうわけで檜が使われているものは他のものより高価なのですが、それでも使いたくなってしまうのには理由があるんです。

檜とはどんな木か

檜の木目

まず、檜の名前の由来としては、油分が多く火がつきやすいという意味で「火の木」や、神聖な木という意味で「霊(ひ)の木」や、「日の木」(日は太陽を意味し、最高を表す。)となったという説があります。いずれにせよ特別な木という意味のようです。

樹齢は1000年を超えるものもあり、長寿の木として知られています。日本人好みの良い香りを持ち、建物や浴槽や扇子など様々なものに使われます。檜には殺菌・殺虫作用があるため、カビやダニが繁殖しにくいことも理由の一つです。建材に加工するとほのかな光沢が出て美しいのも魅力的です。檜の香りの成分にはリラックス効果があります。檜のあるところで森林浴をすると精神安定、疲労回復になるとのこと。

日本書紀には、「杉と楠は船に、檜は宮殿に、槇(まき)は棺に使いなさい。」という記述があります。檜が古くから大切にされていた証拠です。現在も、法隆寺や伊勢神宮など日本の歴史的木造建造物には檜が使われていますね。

枯渇の危機。建て替えができない?

神社

檜は日本全国に産地がありますが、その中でも有名なのが木曽の檜。木曽檜が建築に使われるようになったのは鎌倉時代です。広く知られるようになり大規模に伐採されるようになったのは江戸時代ごろからです。当時は伐採した後に植林をすることもなかったのでそのうち過剰伐採によって檜が枯渇し始めました。そのため、それを防ぐために檜を含む5種類の木について、許可を受けた用途以外での伐採を禁じる法令がだされます。「木一本、首一つ」とまでいわれる厳しいものでした。

実は今も、似たような枯渇問題が起こっています。昔の過剰伐採が元で建造物の建て替えが難しくなっているそうです。台湾に生息する、檜の変種「台湾ヒノキ」を代わりに使うなどしているようですが、やはり質は劣ります。これからは、使うことより守ることに重点を置く必要がありそうです。

終わりに

檜が使われているものは上記以外にもたくさんあります。以前、檜を使った携帯電話も販売されたことがあります。耐久性などに優れた檜だからこそ実現できたことです。人間よりはるかに長生きな檜。できることなら何代も後に残していきたいものですね。

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