しっかり準備で快適に!下駄の魅力あれこれ

下駄

近くでお祭りがあるのかな?
そう思わせるのは、通りから聞こえる、「カランコロン」という下駄の音。なんとも楽しげで、つい「私も行ってこようかな」なんて思っちゃいますよね。だけど下駄って、いざ履いてみると慣れないし、歩きにくいし、靴ずれ対策が必須。どちらかというとあんまり良いイメージがありませんでした。

そこで今回は、そんな下駄のイメージを改善すべく情報を集めてみました!

下駄の起源はいつごろ?

田下駄

下駄の誕生って、結構古いんじゃないかな?そう思われた方、鋭いです!なんと下駄の起源は、はっきりお伝えできないほどはるか昔です。弥生時代の遺跡や古墳から、下駄の原型である「田下駄」が発見されています。田んぼの中や肥料の上を歩きやすいように、当時の人々が編み出したものなのでしょう。

とにかく下駄は相当古くから、日本人とその文化形成を支えてきたことがわかりました。

あの人も支えた抜群の安定性

牛若丸と弁慶

下駄が日本人を支えていたのは弥生時代・古墳時代だけのことではありません。皆さんがよくご存知のあの人も下駄を重宝していたことで有名です。そう、牛若丸こと若き日の源義経は「一本歯の高下駄」を履いていたといいます。当時は一本歯が主流だったそうですが、歯が一本だなんて、バランスがわるそうですよね。

でも、実はこれが山道では抜群の安定性。もともと一本歯の下駄は山道を歩くために考案されたんですって。鋭い歯がスパイクのように機能し、急な山の不安定な足元を支えたのだそうです。同じくこれに支えられたのが、比叡山で修行する僧侶たち。彼らも険しい山々を、一本歯の高下駄で登り降りしていたんだそうです。

ファッションとしての下駄

江戸時代

下駄がファッションアイテムとして注目された時代もありました。それはもちろん、人々が豊かになった江戸時代です。この頃には生産量も増え、また二本歯が主流になったことで普段使いの履物として庶民にも広まっていました。そして当時のファッションアイコンともいえる遊女や歌舞伎役者が競って奇抜なデザインのものを履き、人々の目をひくようになったと言います。

三枚歯、黒漆、そして異常に高い歯の下駄…
自分らしさを下駄で表現した当時の人々の「粋」が伝わって来るようですね。

正しい準備でもう痛くない!

下駄

長い歴史を持ち、機能性もかっこよさも兼ね備えた下駄。とはいえどうしても、鼻緒が擦れるイメージは変わらない!指の間が痛くなったり、逆に緩めすぎて歩きにくかったりしますよね。それを防ぐのに一番良い方法はずばり、「履き慣れること」!

当たり前のようですがやはり、あらかじめ下駄に自分の足の癖をつけておくのが良いみたいです。あとは、事前に鼻緒の部分をよく揉んで柔らかくしておくのも効果的だそう。靴だって、新品の固いものは履き心地が良くないですよね。下駄も同じことで、いきなり履いてしまっては痛くなるのも当然かもしれません。

そしてもう一点重要なのが「履き方」!なんと踵を2〜3センチほど出して履くのが正しい履き方なのだそうです。これは下駄の歯が中心より少し後ろ側についているためで、重心は前に、踵は少しはみだして履くと歩きやすいそうですよ。

おわりに

下駄の魅力、十分に伝わったでしょうか?
靴ずれを防ぐ画期的な方法は見つけられませんでしたが、多くの人の試行錯誤が見受けられました。指にベビーパウダーを塗ったり、鼻緒にろうそくを塗って摩擦を小さくする、なんてアイデアもありましたよ!下駄で快適に和装を楽しみたいなら、事前準備が欠かせないということですね。鼻緒を調節し、正しい履き方を心がけ、念のため絆創膏も持って…
準備万端、素敵な夏祭りを楽しんでください!

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