シンプルだけどなくてはならない、しゃもじは日本人の相棒

しゃもじ

日常生活で使うしゃもじ。お米を主食とする日本人には欠かせない道具です。よく使うものですが、どういうものか詳しく説明しろといわれると案外難しいものです。知ればますます愛着を持てそうです。

しゃもじは「しゃ+もじ」

皇居

しゃもじという言葉を説明するには、まず女房言葉について言及しなければなりません。女房言葉とは、昔宮中の女性たちが使っていた独特の言葉遣いのことです。なので、元はとても雅で上品な言葉です。その女房言葉のなかに、語尾に「文字」をつけるというものがあります。

例えば「かもじ」は髪のことですが、「髪」の頭の「か」に「文字」をつけてかもじ、という構成です。また「ひもじい」という言葉は現代でも使われていますが、これは「ひだるい」(空腹でつらい)の頭に「文字」をつけて形容詞化したものです。で、肝心のしゃもじはというと、似たような形状の「杓子」の頭「しゃ」に「文字」をつけて「しゃもじ」、ということです。妙に長い説明になってしまいました。

広島のお土産がしゃもじ?

宮島のしゃもじ

日本国内なら大抵どこでも手にはいるしゃもじ。その中でも有名なのが宮島のしゃもじです。厳島神社に旅行に行った人はしゃもじをお土産に買っていくそうです。宮島の人たちはしゃもじのことも杓子と呼びますが、実は杓子の発祥は宮島なんだそうです。

曰く、江戸時代の宮島に誓信という僧がいて、ある時弁財天の夢を見ました。その弁財天が手にしていた琵琶の形を真似て神木でしゃもじをつくり、これを特産品として売ることを島の人々に教えました。神木で作ってあるためこのしゃもじでご飯を食べると幸運が舞い込むという評判も広まり、以来宮島の特産品となったとか。

しゃもじ同士を打ち付けるとカツカツ、というおとがするため「叩くと勝つ勝つ」といって応援に使われたり、受験生のお守りとなることもあります。宮島には世界最大のしゃもじがあり、その大きさは 長さ7.7メートル、幅2.7メートル、重さ2.5トンです。宮島のシンボルとして飾られています。

終わりに

もとは木でできたしゃもじが主流でしたが、今では様々な材質のものが出回っています。当然家に1つはあるかと思いますが、宮島に行くことがあればお土産にいくつか買っていくと喜ばれますよ。勝負事にはぜひしゃもじをお供に連れていってみて下さい。

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