日本の伝統、陶磁器の歴史

陶磁器

陶磁器と聞いて何を思い浮かべますか?
いつも使っているお茶碗が頭に浮かんだり、有名どころの有田焼や美濃焼を思い出したり、人によってさまざまだと思います。そもそも陶磁器ってなんだろう?と思う人もいるかもしれません。

知っているようであまり知らない・・・。今回はそんな陶磁器の歴史についてまとめてみたいと思います。

陶磁器って、陶器のこと?

陶磁器

「陶磁器って陶器と何が違うの?」と思う人も多いかもしれません。実際に私も陶磁器と陶器は同じものだと思っていました。しかし実はこの2つは同じではないんです!

全くの別物というわけではありませんが、陶磁器は陶器+磁器を表した言葉です。具体的に言うと陶器は陶土と呼ばれる粘土を800度〜1200度で熱したもので、磁器は陶石という岩石成分を1300度の高温で熱したものです。

見た目のイメージでいうと日本らしい淡く柔らかい色を持ったものが陶器で、洋食器のように純白なものが多いのが磁器だといえると思います。

実際には区別があいまいなところもあって、一般的に陶磁器は「やきもの」と呼ばれることも多いです。陶磁器はこのように陶器と磁器の総称の言葉ですが、広義ではここに土器とせっ器も含まれます。

日本生まれの陶磁器たち

茶碗

広義の意味では日本の陶磁器のはじまりは縄文土器だと言われています。その後中国や朝鮮の影響を受けてさまざまな陶磁器が生まれます。やきものは中国などで盛んに作られていたので、日本人はそれをを手本にして陶磁器を作っていたんですね。

しかし室町時代後期から「茶の湯」に代表されるように日本独自の美意識を尊重する文化が生まれると、陶磁器も同様にして和物のものが絶大な人気を博しました。

その結果日本を代表する人物である千利休が指導して「楽茶碗(らくちゃわん)」が作られたり、有名な美濃焼が作られたりするようになりました。このように桃山時代は陶磁器の一つの黄金時代となっていました。

純白の芸術、有田焼

有田焼

和物の人気が高まる一方で江戸時代には有田焼という陶磁器が生まれました。有田焼は和物ではなく、朝鮮半島の製陶技術をもとにして作られたもので、日本で初めてつくられた磁器であると言われています。純白の地に多彩な絵模様がっとっても綺麗に映えた磁器です。その後ヨーロッパにも輸出され一躍脚光を浴びました。

ところで有田焼と伊万里焼の違いは知っていますか?実はこの2つは同じものなんです。有田焼を積み出した港が伊万里港だったために別名として伊万里焼と呼ばれるようになったそうですよ。

まとめ

最近ではプラスチックの製品も増えてきましたが、陶磁器のお皿やお茶碗にはプラスチックにはない魅力があります。だからこそ陶磁器は日常生活で使われるだけでなく、美術品としても愛されています。

肌触りや色味、はたまた見た目の美しさを楽しんだりして身近に陶磁器を使ってみるといいかもしれませんね。

ハレトケでは日本の伝統工芸をもっと知ってもらうために、和食器のある生活を提案しています。そんな日本の良き伝統を誰かにプレゼントをしてみてはいかがでしょうか?きっといつもの食卓がもっと素敵なものになることと思います。

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