寿司?鮨?鮓?その違いとは

寿司

日本人が大好きなスシ、私もとっても大好きです。最近では外国人の間にも広まってsushiとも呼ばれているみたいですね。ところでスシはよく「寿司」という漢字で表現されますが、たまに「鮨」「鮓」という漢字も見かけますよね。

どうして3つも漢字があるんだろう、と疑問に思ったことはありませんか?今回はこの3つの違いについて説明したいと思います。

スシの始まり「鮓」

鮒鮓

「鮒鮓」「鯖鮓」「鮎鮓」

最も古くから使われていたスシの表記は「酢し」だったと言われています。そこからまずはじめに「鮓」という漢字が使われるようになったそうです。この漢字の由来はスシを作る方法にあると思われます。

スシと言われると現代ではにぎりずしを想像しますが、実はもともと魚を発酵させた保存食である「なれずし」のことでした。なれずしは東南アジアの山間部が発祥で中国、朝鮮を経て稲作とともに日本に伝わったものです。主に川魚などの魚介類を塩蔵した後に米飯に漬け込み、約半年〜1年ほどかけて発酵させて作ります。

このことから塩や発酵させた飯に魚を漬けた昔ながらの魚の保存食に「鮓」という漢字は使われています。確かに「鮓」は魚へんに酢っぱいと書きますね。鮒鮓が有名な滋賀のように、「鮓」は関西に多いと言われています。

このなれずし、実は米飯の部分は食べずに魚の部分だけ食べる料理なんです。現代のスシとは全然違いますが、これがスシの起源、「鮓」だったのですね。

ザ・江戸前!「鮨」

江戸前鮨

「握り鮨」「押鮨」「棒鮨」「箱鮨」

「鮨」という漢字はもともと中国で「魚の塩辛」という意味で用いられていました。それがいつの間にか「鮓」と混同され、一般的に馴れずし以外のスシに使われている漢字です。現代のスシは江戸前系の握り鮨を指すことが多いため、この漢字もよく見られますね。

縁起担ぎに「寿司」

カリフォルニアロール

「稲荷寿司」「回転寿司」「手巻き寿司」「五目寿司」

江戸時代に縁起担ぎのために作られたのがこの漢字、「寿司」です。現在では最も一般的に用いられていますね。やはり縁起担ぎということで、字面が良いのでしょう。看板などに使うと目を引くようです。

さらにこの漢字、他の2つとは違ってさかなへんが使われていません。そのため魚を使っていない現代のスシ、例えば稲荷寿司や、いろいろなネタを使っている回転寿司などの言葉に使われやすいんです。

縁起を担いでいるうえにどんなネタにも使える「寿司」、確かに便利な漢字ですね。

終わりに

同じものを表しているようで、実は微妙に意味の違う3つの漢字。こうして考えてみていると色々なスシが食べたくなっちゃいますね。日本人の大好きな食べ物、スシのお話でした。

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