精進料理ってどんな料理なの?

お坊さんが食べる精進料理。

ダイエットの為に精進料理を食べる、という方もいるかもしれませんが、
この精進料理って、どんな料理かご存知でしょうか?

肉、魚などの生き物を食べない料理、と知っている方も多いと思いますが、
具体的にどうな料理なのか、簡単にまとめてみたいと思います。

そもそもなぜ、お坊さんは精進料理を食べるの?

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「不殺生戒」が起源となっています。

これは、お釈迦様の定めた五戒で、殺生が禁止とされていることから
仏教では肉や魚を食べることを禁止とする考えが生まれ、
野菜や豆類を調理した料理が食べられるようになりました。

さらに、「精進」とは修行に励み身を清める、という意味で、「食」も修行の一つに当たるのです。

精進料理ってどんな料理?

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野菜や豆類などの植物性の食材を調理した料理のこと。

こういった食材は、あく抜きや水煮といった手間のかかる下処理が必要で、
多くの料理人や料理研究家に影響を与えたと言われています。

さらに、精進料理は数多くの制約がある中で調理するため、様々な工夫を生み出しました。
味噌や醤油、豆腐、納豆、湯葉などはこのような工夫から生み出されています。
すべて大豆からできていますよね。

大豆は貴重なタンパク源であることから、保存ができて
なおかつ、食べる人が飽きないように、といった目的も含まれています。

世界の精進料理

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photo by : Marc Veraart

東南アジアの精進料理では、ココナッツミルクなど、日本ではほとんど用いられない調味料も加えられる場合があるようです。

ベトナムでは、毎月旧暦の1日と15日に「チャイ」と呼ばれる精進料理を食べる風習が広く行われています。

チャイってお茶のこと?と思われた方もいらっしゃると思いますが、
ベトナム語で肉や魚を使わない料理のことを指します。

韓国では、トウガラシやエゴマなどの食材を使用し、ナムル、コチュジャンのあえものやおひたしが目立ちます。

中国では、日本ではあまり使用されない緑豆、や山椒、八角などを使用することもあり、
日本の精進料理で頻繁に使用される昆布などは、中国では使用は限られ少々風味が異なるようです。

さらに、中国・台湾では「もどき料理」と呼ばれるものがあり、湯葉をハムに見せたり、
シイタケ等のきのこを用いて、アワビのスープや炒め物に似せた料理があるようです。


現代ではダイエットやベジタリアンに向けた料理として提供していることもありますね。
仏教的な意味は薄れていますが、健康を考えて、たまには精進料理を食べてみるのも新鮮かもしれません。


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