雨に似合う花No.1。あじさい七変化

紫陽花

6月。梅雨に入るとジメジメしてきますね。せっかくの休日も、雨が降っていては気分が晴れない…。

人間にとっては雨ばっかりで少しげんなりしてしまうかもしれません。しかし、植物にとっては雨はまさに天の恵みです。

花と萼

紫陽花 萼

比較的大きな花びらを持つあじさいは梅雨の時期、雨に映えてとても美しい…と思っている方、違いますよ。

何が違うのかというと、多くの人が思っているあじさいの「花」の部分は花ではないということです。

あじさいをよく見ると、花のように見えている部分には雄しべも雌しべもないことが分かるはず。

花のように見えているのは萼(がく)といって花を支える役割を担っている部分です。

他の花にももちろん萼はありますが、普段はあまり意識して見る人はいないでしょう。なぜなら、本来萼は花の下側についていることが多く小さく目立たない存在だからです。

花を支える役割なのだから当然ですね。しかし、あじさいの萼は通常よりも大きく広がり、花のような形になっています。

では本物の花はどこにあるのか。それは、萼のあいだから見えています。小さいので萼に隠れてしまっている場合もあります。

それにはちゃんと雄しべと雌しべがあります。このように花以外の部分が発達して花のような形になったものを装飾花といいます。

装飾花は、大きく派手にすることで虫を誘っているのです。また、本物の花よりも長く美しさを保ちます。

原因を探れ

実験

あじさいの魅力を挙げるなら、色にも注目しなければいけません。あじさいは繁殖力が強いため同じ種類が固まって何株も生えていることが多いですね。

しかし、近い場所に生えているにも関わらず色が違っていることがしばしば。または、同じ株の中でも違う色になっていたりも。

これはどういうことなのでしょうか。

あじさいにはアントシアニンという色素が含まれています。色の変化にはこのアントシアニンが大きく関わっているのです。

土壌にはアルミニウムが含まれており、アルミニウムがアントシアニンと結合することであじさいは青系の色に変化します。

結合しない場合は赤系になるのですが、結合するかどうかは土壌が酸性かアルカリ性かによって左右されます。

アルミニウムは水に溶けない性質を持っているのでそのままではあじさいに吸収されることはありません。

しかし、土壌が酸性だとアルミニウムが土に溶けて、土壌の中の水分と一緒に根から吸収されます。

そのため酸性なら結合して青系に、アルカリ性ならアルミニウムが溶けないので結合せず赤系になるというわけです。

さらに、あじさいに含まれている補助色素によっては酸性でも青になりにくい場合があります。

他にも、同じ株で違う色になっているのは根が伸びている位置によってアルミニウムの吸収率が違うことがあるからです。

さらにさらに、老化現象によって日を追うごとにだんだん色が変わることも。

ということで、色の変化の要因は実に様々なのです。自分で好みの色に育てるのはちょっと難しいのかも。

ただし、もともとアントシアニンを持っていない品種は白のまま色が変わらないそうですよ。ずっと同じ色のままが良いならそういう選択もありですね。

終わりに

ちなみに、あじさいは日本が原産です。

今は母の日のカーネーションに取って代わるほどの人気者ですが、昔は幽霊花とまで呼ばれていたことがあるほどで人気がなかったよう。価値観の違いが面白いですね。

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